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トランプ米大統領、「相互関税」導入計画 週初にも発表か

2025年02月09日(日)10時31分

 トランプ米大統領は7日、多くの国に対する相互関税を来週の10日か11日までに発表することを計画していると明らかにした。1月撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 7日 ロイター] - トランプ米大統領は7日、多くの国に対する相互関税を来週の10日か11日までに発表することを計画していると明らかにした。追加関税は、米財政赤字の縮小に寄与する可能性があるとも述べた。

貿易相手国が米製品に課している関税と同率の関税を課す。現時点で、どの国が影響を受けるかは不明。

石破茂首相との会談の際に発表した。ホワイトハウスが適用除外の可能性を検討しているとの報道がある中、トランプ氏は自動車関税は相互関税の対象として引き続き議論されていると述べた。

トランプ氏はかねてより、欧州連合(EU)の自動車輸入関税10%が米国の2.5%よりはるかに高いとして不満を抱いている。

世界貿易機関(WTO)のデータによると、米国の貿易加重平均関税率は約2.2%。インドは12%、ブラジルは6.7%、ベトナムは5.1%、EUは2.7%などとなっている。

関係筋3人によると、トランプ大統領は6日にホワイトハウスで開かれた予算を巡る協議で、共和党議員らにこの計画を伝えたという。トランプ氏と側近は、輸入品への関税を引き上げることで、トランプ氏が2017年に実施した減税の延長費用を賄う方針を示している。

ロイター
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