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米ロサンゼルス近郊で山火事拡大、3万人避難 加州が非常事態宣言

2025年01月08日(水)16時57分

 1月7日、米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊の高級住宅地で、山火事が広がり、3万人が避難を余儀なくされている。写真は米カリフォルニア州ロサンゼルスで撮影(2025 ロイター/Daniel Cole)

Jorge Garcia Mike Blake

[ロサンゼルス 7日 ロイター] - 米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊の高級住宅地で7日、山火事が発生、3万人が避難を余儀なくされている。新たに2カ所で火災が発生し負傷者も出ている。

当局は乾燥した強風により火災が発生する危険性を警告していた。サンタモニカとマリブに挟まれたパシフィックパリセーズ地区の少なくとも2921エーカー(1182ヘクタール)が焼失。

消防当局によると数人が顔や手にやけどを負うなど負傷。女性の消防隊員1人が頭を負傷した。

2カ所目はパサデナから約50キロで発生、火の回りが早く数時間で2倍の162ヘクタールに拡大した。CBSニュースによると、パサデナの高齢者施設から入居者約100人が避難した。

さらに、ロサンゼルス北西サンフェルナンドバレーのシルマーで3カ所目の火災を確認し、周辺住民が一部避難している。

<州が非常事態宣言>

山火事は数時間で急速に拡大。当局は夜間に最も強い風が予想されると警告しており、避難地域が拡大する可能性が懸念されている。

消防隊員が空から海水をまいて消火活動を行っているほか、テレビの映像では緊急車両が道路を通行できるよう放置された車をブルドーザーで撤去する様子が確認できる。

海岸へ通じる主要道路は1本しかなく、交通渋滞が発生し、住民らは徒歩で避難している。

カリフォルニア州のニューサム知事は、非常事態宣言を出した。

火災をもたらした強風はバイデン大統領の移動計画に影響を及ぼし、大統領専用機をロサンゼルスに着陸させた。バイデン氏はカリフォルニア州で2つの新しいナショナル・モニュメントを指定する式典のため、内陸のコーチェラ・バレーへ短時間のフライトを予定していたが、式典はホワイトハウスで後日行うことになった。

バイデン氏は「恐ろしいパシフィックパリセーズ火災を鎮圧するために必要な連邦援助を提供している」と声明で述べた。

パシフィックパリセーズはハリウッドスターらの自宅がある高級住宅地。俳優のジェームズ・ウッズさんは避難できたとXに投稿したが、自宅が残っているかどうか分からないと述べた。

ロイター
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