ニュース速報
ワールド

ボーイング司法取引、米連邦地裁が認めず 墜落事故巡り

2024年12月06日(金)11時47分

 12月5日、米テキサス州の連邦地裁は、航空機大手ボーイングが2度の「737MAX」墜落事故を巡り合意した司法取引を認めない判断を示した。写真は犠牲者の写真をかかげる遺族ら。2019年10月、ワシントンで撮影(2024年 ロイター/SARAH SILBIGER)

Mike Spector Allison Lampert David Shepardson

[5日 ロイター] - 米テキサス州の連邦地裁は5日、航空機大手ボーイングが2度の「737MAX」墜落事故を巡り合意した司法取引を認めない判断を示した。合意に盛り込まれた多様性に関する条項を問題視した。

同社は7月、2018年と19年に起きた墜落事故を巡り詐欺罪を認め、罰金を支払う司法取引で合意した。安全・コンプライアンス(法令順守)プログラム強化への支出や、独立機関による法令順守監視にも同意した。

だが、連邦地裁は独立機関の選定基準に関し司法省の多様性ポリシーに言及した部分を問題視。独立機関の選定と監督で裁判所の役割を軽んじているとも指摘し、合意内容は公共の利益にならないと判断した。

裁判所が当事者間で争点とならなかった問題を理由に司法取引を認めないのは異例。

ボーイングと司法省は30日以内に対応方針を示す必要がある。司法省は裁判所の判断を精査していると述べた。同省とボーイングは上訴のほか、再交渉した合意を提示するなどの選択肢が考えられる。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

石油市場に十分な供給、ホルムズ海峡通過船舶は増加=

ビジネス

独インフレ率、3月は前年比2.8%に伸び加速 イラ

ワールド

原油相場が「金融市場に大きな影響」、高い緊張感持っ

ワールド

追加協調放出含め、さらなる対応の準備必要と発言=G
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 2
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度を決める重要な要素とは?
  • 3
    ビートルズ解散後の波乱...「70年代のポール・マッカートニー」を再評価する傑作映画『マン・オン・ザ・ラン』
  • 4
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 5
    オランウータンに「15分間ロックオン」された女性のS…
  • 6
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 7
    ヒドラのように生き延びる...イランを支配する「革命…
  • 8
    【銘柄】東京電力にNTT、JT...物価高とイラン情勢に…
  • 9
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反…
  • 10
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 1
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 2
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 3
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」モナコ舞踏会に見る富と慈善
  • 4
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 5
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 6
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 7
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 8
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 9
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 10
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中