ニュース速報
ワールド

NATO新事務総長がウクライナ訪問、支援再表明

2024年10月04日(金)01時16分

北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長(左)は3日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問し、ゼレンスキー大統領(右)と会談した。同日撮影(2024年 ロイター/Ukrainian Presidential Press Service/Handout via REUTERS)

Max Hunder

[キーウ 3日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は3日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。支援を改めて表明するとともに、ウクライナの将来的なNATO加盟についても改めて強調した。

ルッテ氏は1日に就任したばかり。共同記者会見で、初の外遊先をキーウとしたことは、NATOのウクライナに対する強力な支持を示すものと言及。「ウクライナの安全はわれわれの安全にとって重要だ。ウクライナの自由のための戦いは、われわれの中核的な原則と価値観を反映している」と述べた。

その上で「ウクライナはかつてないほどNATOに近づいている。NATO加盟を確実にするまでこの道を進み続ける」とし、ロシアはどの国がNATOに加盟できるか決定することはできないとのNATOの立場を改めて表明した。

ゼレンスキー大統領は、西側諸国がイスラエルに提供したような積極的な軍事支援をウクライナにも緊急的に実施するよう要請。イランが今週、イスラエルに向けて大量のミサイルを発射した際、イスラエルの同盟国がミサイルを迎撃したように、ロシアがウクライナに向けて発射するミサイルやドロ-ン(無人機)をウクライナの同盟国が撃墜することを望んでいると述べた。

また、米欧製の長距離射程兵器を使ったロシア領の奥深くまでの攻撃を容認するよう改めて要請。「長距離射程兵器が使用できなければ、ロシアを止めることはできない」と訴えた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

小泉防衛相、中国軍のレーダー照射を説明 豪国防相「

ワールド

米安保戦略、ロシアを「直接的な脅威」とせず クレム

ワールド

中国海軍、日本の主張は「事実と矛盾」 レーダー照射

ワールド

豪国防相と東シナ海や南シナ海について深刻な懸念共有
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 2
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 3
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」が追いつかなくなっている状態とは?
  • 4
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 5
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 6
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 7
    『ブレイキング・バッド』のスピンオフ映画『エルカ…
  • 8
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 9
    仕事が捗る「充電の選び方」──Anker Primeの充電器、…
  • 10
    ビジネスの成功だけでなく、他者への支援を...パート…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺るがす「ブラックウィドウ」とは?
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 6
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 7
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 8
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 9
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 10
    日本酒の蔵元として初の快挙...スコッチの改革に寄与…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 10
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中