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ロシア外務次官、核ミサイル配備の可能性示唆 米の独兵器配備計画に対抗

2024年07月19日(金)04時10分

ロシアのリャプコフ外務次官(写真)は18日、米国がドイツに長距離兵器を配備する計画を発表したことを受け、核ミサイルを新たに配備する可能性を排除しないとの見方を示した。提供写真。2023年10月撮影(2024年 ロイター/Sputnik/Gavriil Grigorov/Pool via REUTERS)

Mark Trevelyan

[18日 ロイター] - ロシアのリャプコフ外務次官は18日、米国がドイツに長距離兵器を配備する計画を発表したことを受け、核ミサイルを新たに配備する可能性を排除しないとの見方を示した。インタファクス通信が伝えた。

報道によると、リャプコフ氏は記者団に対し、ロシアはコスト面も含め米国の動きに対する最も効果的な対応策を練るために可能な限り幅広い選択肢の中から選択すると言及。「いかなる選択肢も排除しない」とした。

また、ロシアの飛び地カリーニングラードについて「長い間、敵対勢力の健全ではない注目を集めてきた」とし、「攻撃的な計画を抱く者や、誰にとっても望ましくなく一段の混乱を招くような措置を講じるようにわれわれを挑発しようとする者を追い払うために必要なあらゆることを行うというわれわれの100%の決意の下ではカリーニングラードも例外ではない」とした。

カリーニングラードは北大西洋条約機構(NATO)加盟国に隣接しているため、ロシアがカリーニングラードに核ミサイルを配備すれば西側諸国に強力なシグナルを送ることになる。

一方、国連軍縮研究所のアンドレイ・バクリツキー上級研究員は、カリーニングラードにあるロシアのミサイル発射台はおそらくNATOの情報機関などに「毎秒」監視されるはずで、そのような配備は「見せかけ」に過ぎないとした。  

ロイター
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