今後1年で金準備増やす中銀増える見通し=WGC調査
金の国際調査機関ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の年次調査によると、金価格の上昇にもかかわらず、1年以内に金準備を増やす方針の中央銀行が増え、他の中銀でも同様の動きが増えるとみられる。2017年6月撮影(2024年 ロイター/Edgar Su)
[ロンドン 18日 ロイター] - 金の国際調査機関ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の年次調査によると、金価格の上昇にもかかわらず、1年以内に金準備を増やす方針の中央銀行が増え、他の中銀でも同様の動きが増えるとみられる。世界経済や政治情勢の先行きへの不透明感が続いていることが背景にある。
一部の国が外貨準備の分散化を進めており、中銀による金需要が過去2年で高まった。こうした需要が3─5月の金価格を押し上げ、5月20日にはスポット価格が1オンス当たり2449.89ドルで過去最高値を付けた。
今回の調査は2月から4月にかけて実施され、合計69の有効回答を得た。
29%の中銀が今後1年で自国の金準備高が増えると予想。2023年の24%を上回り、WGCが18年に調査を開始して以来、最も高い水準となった。
81%の回答者が今後1年に世界の中銀の金準備が増えると予想。1年前の71%を上回った。
中銀の金保有の理由はこれまで数年は「金の歴史的なポジション」が最も多かったが、今回は5番目に下がった。
金準備高を増やす理由として上位に挙がったのは「長期的な価値の評価やインフレヘッジ」、「有事のパフォーマンス」、「効果的な運用分散管理」だった。
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