ニュース速報
ワールド

ロシア「アークティック2」、LNG生産停止 制裁やタンカー不足で

2024年04月03日(水)08時58分

ロシアの天然ガス大手ノバテクが北極圏のLNG開発事業「アークティックLNG2」の生産を一時停止したと、事情に詳しい関係者2人が2日に明らかにした。写真はノバテクのロゴ。サンクトペテルブルクで2017年6月撮影(2024年 ロイター/Sergei Karpukhin)

Marwa Rashad Vladimir Soldatkin

[ロンドン/モスクワ 2日 ロイター] - ロシアの天然ガス大手ノバテクが北極圏の液化天然ガス(LNG)開発事業「アークティックLNG2」の生産を一時停止したと、事情に詳しい関係者2人が2日に明らかにした。ロシアのウクライナ侵攻に伴う西側の制裁やタンカーの不足が要因という。

同事業は今年第1・四半期の商業出荷開始を目指していたが、昨年に西側の制裁対象に加えられたことを受け、出資する外国企業が参画を凍結。

ノバテクは昨年12月、計画する3つのトレインの1つで最初の暫定的なLNG生産を開始していた。

関係者は「第1トレインは少なくとも6月末まで停止が続く」と述べた。プロジェクトの建設活動は継続しているとも語った。

関係者によると、主な課題はLNGを輸送する砕氷タンカーの不足という。

アークティックLNG2はノバテクが主導し、60%の権益を保有。日本の独立行政法人、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と三井物産が共同で10%を出資しているほか、仏トタルエナジーズ、中国石油天然気集団(CNPC)、中国海洋石油(CNOOC)もそれぞれ10%を保有する。

三井物産はコメントを控え、トタルエナジーズはノバテクに問い合わせるよう求めた。他社のコメントは得られていない。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米イラン、6日に核問題巡り協議 イスタンブールで=

ワールド

グリーンランド首相「米の同地巡る支配意図変わらず」

ワールド

英、ロシア外交官を追放 先月の同様の措置への報復

ビジネス

米ISM製造業景気指数、1月は1年ぶり節目超え 受
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗り物から「勝手に退出」する客の映像にSNS批判殺到
  • 2
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れるアメリカ」に向き合う「日本の戦略」とは?
  • 3
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 4
    中国政府に転んだ「反逆のアーティスト」艾未未の正体
  • 5
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」…
  • 6
    エプスタイン文書追加公開...ラトニック商務長官、ケ…
  • 7
    世界初、太陽光だけで走る完全自己充電バイク...イタ…
  • 8
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 9
    共和党の牙城が崩れた? テキサス州で民主党が数十…
  • 10
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 7
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 8
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中