岸田首相、イスラエルとの首脳会談で人道状況の改善要請=官房長官

12月7日午後、松野博一官房長官(写真)は会見で、6日夜に行われたイスラエルのネタニヤフ首相との電話会談で岸田文雄首相がパレスチナ自治区ガザでの人道状況の改善の必要性について働きかけたと述べた。写真は都内で2021年10月撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
Kazuhiko Tamaki
[東京 7日 ロイター] - 松野博一官房長官は7日午後の会見で、6日夜に行われたイスラエルのネタニヤフ首相との電話会談で岸田文雄首相がパレスチナ自治区ガザでの人道状況の改善の必要性について働きかけたと述べた。
また、6日夜に開催された主要7カ国(G7)首脳によるテレビ会議でも、ガザにおける戦闘の人道的休止を支持することで一致したと語った。
その上で日本政府として、人質の即時解放や人道状況の改善、戦闘状況休止の合意への復帰、事態の鎮静化に向けた外交的努力を「粘り強く続けていく」とした。
また、国連のグテレス事務総長が安保理議長に対して出した人道的停戦を求める書簡について「安保理によるさらなる取り組みが必要である」と指摘。安保理理事国である日本は「安保理がその役割を最大限に発揮できるよう最大限の外交努力を行っていく」と述べた。