中国鉄鉱石輸入、11月は前月比3.37%増 マージン改善や元高で

12月7日、中国税関総署が発表した統計によると、11月の鉄鉱石輸入量は1億0274万トンで、前月の9939万トンから3.37%増加した。写真は貨物船から積み下ろされる輸入鉄鉱石。江蘇省の港で2019年10月撮影(2023年 ロイター/Stringer)
[北京 7日 ロイター] - 中国税関総署が7日発表した統計によると、11月の鉄鉱石輸入量は1億0274万トンで、前月の9939万トンから3.37%増加した。鉄鋼メーカーのマージン改善や人民元の上昇が支援した。
前年同月は9885万トンだった。
1億トン超えは今年5回目。
輸入量の増加は、調査対象の製鉄所の3分の1以上が月末時点で黒字だったことを反映している。10月末時点の黒字割合は5分の1以下だった。
あるアナリストによると、消費量は前月比で減少したが、在庫は増加した。
コンサルティング会社マイスチールによると、調査対象の製鉄所では11月下旬の鉄鉱石在庫が前月比3.5%増の9302万トンだった。
1─11月の鉄鉱石輸入は6.2%増の10億8000万トンで過去最高。年間でも過去最高になると予想されている。