原油先物続落、OPECプラスの合意内容が期待外れ

12月1日、アジア時間序盤の原油先物は続落。石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は来年第1・四半期に自主減産を実施することで合意したが、市場予想を下回る合意内容だったことが原油相場に響いた。写真はOPECのロゴ。ウイーンで11月撮影(2023年 ロイター/Leonhard Foeger)
Laura Sanicola
[1日 ロイター] - アジア時間序盤の原油先物は続落。石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は来年第1・四半期に自主減産を実施することで合意したが、市場予想を下回る合意内容だったことが原油相場に響いた。
0005GMT(日本時間午前9時05分)時点で北海ブレント先物は0.14ドル(0.2%)安の1バレル=80.72ドル。米WTI先物は0.12ドル(0.2%)安の75.84ドル。
OPECプラスは30日、第1・四半期に日量約220万バレルの自主減産を実施することで合意した。
ただ、このうち少なくとも130万バレルはサウジとロシアが既に実施している自主減産の延長。
関係者は先に、最大200万バレルの新たな追加減産が議論されていると述べていた。
延長となる130万バレルを除く追加の自主減産90万バレルについては、ロシアが自主減産を20万バレル拡大し、残り70万バレルは6カ国が分担する。