インドのトンネル崩落事故、作業員41人全員救出

インド北部ウッタラカンド州で建設中のトンネルが今月12日に崩落し、作業員41人が閉じ込められた事故で、ドリルで穴を開ける作業を進めていた救出隊が28日、作業員の閉じ込められた場所まで掘削を完了した。救出現場で28日撮影。(2023年 ロイター/Francis Mascarenhas)
Saurabh Sharma
[シルクヤラ(インド) 28日 ロイター] - インド北部ウッタラカンド州で建設中のトンネルが崩落した事故で、閉じ込められていた作業員41人全員が28日に救出された。インド全土で喜びの声が上がった。
事故は12日に発生した。救急隊が崩壊したトンネルのがれきを取り除き掘削を試みたが、相次ぐ障害により難航した。
作業員らには給水用パイプを使って食料や水、酸素などが届けられていた。
救急隊によると作業員らの健康状態に問題はないという。
モディ首相はソーシャルメディアのX(旧ツイッター)に「トンネルに閉じ込められていた友人らに伝えたい。あなた方の勇気と忍耐は全ての人々を元気づけている」と投稿した。
現場では住民が菓子を配るなどして作業員の生還を祝った。
トンネル崩落の理由は不明だが、この地域は地滑り、地震、洪水が多いという。