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ロシア、ウクライナの大規模攻撃再び阻止と発表 プリゴジン氏は一蹴

ロシア国防省は6日未明、ウクライナのドネツク州で再びウクライナ軍の大規模な攻撃を阻止し、多数の人的損失をもたらし、同軍の主力戦車「レオパルト」を8両破壊したと発表した。画像は装甲車が燃える様子。ドローンが撮影した映像から。提供画像(2023年 ロイター/ Russian Defence Ministry/Handout via REUTERS)
[6日 ロイター] - ロシア国防省は6日未明、ウクライナのドネツク州で再びウクライナ軍の大規模な攻撃を阻止し、多数の人的損失をもたらし、同軍の主力戦車「レオパルト」を8両破壊したと発表した。
ただ、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏はこの主張を一蹴した。
国防省は通信アプリ「テレグラム」への投稿で、ロシアの陸軍、急襲、作戦戦術航空、ミサイルの各部隊のほか、砲撃、火炎放射器によってウクライナ軍を打ち負かしたとした。
同省は5日にドネツク州の南部でウクライナ軍が大規模攻勢を開始したと指摘し、攻撃を阻止したと発表していた。
ウクライナ政府当局者らは新たな大規模作戦には言及しておらず、かねてから予告していた反転攻勢を開始したかは不明。
ロシア国防省はレオパルトを含め計28両の戦車と装甲車109両を破壊したと主張した。ウクライナ兵士の死者は1500人に上ったとした。
ロシアの発表について、ウクライナ側からコメントは出ていない。
プリゴジン氏はテレグラムへの投稿で、それほどの人数を殺害するには1日に150キロ前進する必要があると指摘。「(国防省の発表は)ばかげたサイエンスフィクション(SF)にすぎない」として懐疑的な見方を示した。