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ロシア、新START履行停止見直さず 米国の対抗措置でも

2023年03月29日(水)18時20分

 3月29日、ロシア政府は新戦略兵器削減条約(新START)の履行停止について、米政府が核戦力に関する一部のデータ提供を停止する決定を下したが、ロシアが新STARTの履行停止を見直すことはないと表明した。写真はリャプコフ外務次官。ジュネーブで2日撮影(2023年 ロイター/Denis Balibouse)

[29日 ロイター] - ロシア政府は29日、新戦略兵器削減条約(新START)の履行停止について、米政府が核戦力に関する一部のデータ提供を停止する決定を下したが、ロシアが新STARTの履行停止を見直すことはないと表明した。

米ホワイトハウス報道官は28日、ロシアが米国との新STARTの履行を停止したことを受け、核戦力に関する一部のデータ提供を停止するとロシアに通知したと明らかにした。

ロシアのリャプコフ外務次官はロシア通信(RIA)に対し、配備できる核弾頭数の上限に関する合意を自主的に守ると表明。「それだけだ。米国がわれわれにデータを渡しても渡さなくても、われわれの立場に変更はない」と述べた。

「米国はロシアと異なり、条約の履行を正式に停止していない。そのため、米国には規定を完全に順守する義務がある」とも発言した。

ロイター
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