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今年の世界石油需要増、中国が40%寄与へ=ウッドマッケンジー
2023年03月23日(木)13時38分

3月23日、コンサルタント会社ウッドマッケンジーは23日公表したリポートで、今年の世界の石油需要増加に中国が40%ほど寄与するとの見通しを示した。写真は石油タンク。上海の港で2018年3月撮影(2023年 ロイター/Aly Song)
[ロンドン 23日 ロイター] - コンサルタント会社ウッドマッケンジーは23日公表したリポートで、今年の世界の石油需要増加に中国が40%ほど寄与するとの見通しを示した。
これは中国が「ゼロコロナ政策」を終了して経済を再開したことに伴い、同国の今年の成長率を5.5%と見込む基本シナリオに基づく推計。世界の石油需要は日量260万バレル増え、うち100万バレルが中国分になるとしている。
中国の成長率が7%に達する高成長シナリオでは、中国の需要がさらに日量40万バレル高まるとの見通しを示した。
基本シナリオでは、今年の北海ブレント原油の平均価格は1バレル=89.40ドルと、現在の75ドル前後からは上昇するが、昨年の平均99ドルは大幅に下回ると予想した。「ロシアのウクライナでの戦争がもたらした混乱に、市場が適応した」ためだとしている。
中国の高成長シナリオならば、平均価格は5ドル上振れるという。