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米国防長官、中東地域へのコミットメント再確認へ 3国歴訪で
オースティン米国防長官は今週の中東歴訪で、米国の同地域に対するコミットメントを再確認する計画と、米政府当局者が明らかにした。2月撮影(2023年 ロイター/Johanna Geron)
[アンマン 6日 ロイター] - オースティン米国防長官は今週の中東歴訪で、米国の同地域に対するコミットメントを再確認する計画と、米政府当局者が明らかにした。米政権がこのところロシアや中国への対応に追われていることが背景にある。
オースティン長官は5日、ヨルダンの首都アンマンに到着。米国防総省によると、長官はアブドラ国王と会談し、緊張が高まっているイスラエル・パレスチナ情勢を巡る懸念について協議した。
オースティン長官はアンマン滞在中、記者団に対し「われわれは世界のどの地域であっても必要な能力を迅速に増強できることを何度も示してきており、とりわけここ中東でもそうだ」と述べた。
長官はその後、イスラエルとエジプトに向かう。イスラエルではパレスチナ自治区ヨルダン川西岸での衝突の鎮静化を求めるほか、エジプトでは人権問題に関し明確なメッセージを送る見通し。
米国防省の高官は「オースティン長官は西岸地区での暴力の連鎖に対する懸念をイスラエルの指導者に率直に伝えるだろう」と述べた。
米国務省のプライス報道官は先週、イスラエルのスモトリッチ財務相がヨルダン川西岸のパレスチナ自治区の村を「消滅させる必要がある」と述べたことについて、ネタニヤフ首相に撤回するよう求めた。