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コロナワクチン、初期接種も改良型で統一 FDA諮問委が支持
1月26日、米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は、新型コロナウイルスのワクチン接種について、今後は初期接種とブースター接種(追加接種)の双方で同じ変異株に対応したワクチンを使用することを全会一致で支持した。2021年12月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)
[26日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は26日、新型コロナウイルスのワクチン接種について、今後は初期接種とブースター接種(追加接種)の双方で同じ変異株に対応したワクチンを使用することを全会一致で支持した。一方、全国民が年に1回接種する必要があるかを巡っては懐疑的な意見も出た。
FDAは新型コロナワクチン接種方針を簡素化したい考えで、年1回の接種を勧告すべきか検討しているが、専門家でつくる諮問委の一部メンバーは健康な若年層への利点についてより確かなデータが必要だと主張した。
ファイザー/ビオンテックとモデルナは昨年、従来株とオミクロン株に対応した改良ワクチンを導入。米国では追加接種のみでこのワクチンを使用している。
諮問委は、まだワクチンを接種していない人の初期接種でも改良ワクチンを使用することを支持した。
FDAは秋の接種で使用するワクチンの構成を決定するため、今後会合を開く方針とした。