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中国のコロナ新規感染者、4月下旬以来の高水準 武漢でクラスター

2020年05月11日(月)14時25分

 5月11日、中国本土で10日に確認された新型コロナウイルスの新たな感染者は17人と前日から増加し、4月28日以来の高水準となった。写真は武漢で4月撮影(2020年 ロイター/ALY SONG)

[北京 11日 ロイター] - 中国本土で10日に確認された新型コロナウイルスの新たな感染者は17人と前日から増加し、4月28日以来の高水準となった。震源地となった湖北省武漢市では、ロックダウン(都市封鎖)解除後初となるクラスター(集団感染)が確認され、感染再拡大に対する懸念が高まっている。

新たな感染者数の増加により、経済活動再開に伴う規制解除に向けた全国的な取り組みに一層の慎重さが求められることになる。

直近で確認された新規感染者は全員、当初は無症状感染者に分類されていた。

新規感染者のうち7人は海外からの渡航者で、内モンゴル自治区で確認された。

武漢は5人の市中感染を報告。3月11日以来の多さとなった。5人は市内の同じ団地の住人という。

9日に省内でのクラスター発生を報告していた北東部の吉林省では、新たに3人の市中感染を確認。このほか近隣の遼寧省と黒竜江省でそれぞれ1人の感染が確認された。

中国本土の感染者数は累計で8万2918人となった。死者は前日から変わらず4633人。

無症状の感染者は12人。前日は20人だった。

*内容を追加しました。

ロイター
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