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日米首脳会談で北朝鮮への最大限圧力維持を確認=菅官房長官
4月18日、菅義偉官房長官は午前の記者会見で、安倍晋三首相(写真左)とトランプ米大統領(写真右)との会談について、個人的信頼を深め、非常に率直で突っ込んだ議論をかわし極めて有意義だったと述べた。写真はパームビーチにあるトランプ大統領の別荘マー・ア・ラゴで17日撮影(2018年 ロイター/Kevin Lamarque)
[東京 18日 ロイター] - 菅義偉官房長官は18日午前の記者会見で、安倍晋三首相とトランプ米大統領との会談について、個人的信頼を深め、非常に率直で突っ込んだ議論をかわし極めて有意義だったと述べた。対北朝鮮政策において同長官は日本政府としてはあくまで核ミサイル廃棄に向けて最大限の圧力維持が必要との立場であり、首脳会談でもその点は確認したと述べた。
日米首脳会談で、両首脳は拉致問題の対応を含む北朝鮮情勢を中心に、通訳のみ同席で55分、少人数のみ出席する形で70分会談したことを明らかにした。
拉致問題を巡り、米朝首脳会談で米大統領が提起すると明言したことについて、拉致被害者家族を勇気づけるものであり、大統領のリーダーシップを高く評価するとした。
北朝鮮に対する政策として「わが国としては核ミサイル廃棄を実現するため、最大限の圧力を維持していく必要がある、首脳会談においてもこの点を確認している。北朝鮮から具体的行動を引き出すべく、あらゆる機会をとらえて日米韓国で政策のすり合わせを行っていきたい」と述べた。
日米間における北朝鮮政策の共有について「首脳会談を含め、首相、外相などさまざまなレベルにおいて平素から緊密に連絡しており、しっかりと情報の共有、政策のすり合わせを行っている」と強調した。
一方、米国との貿易問題で、赤字解消を巡り交渉が難航という見方があるとの指摘について「両首脳は率直な意見交換を行うだろうと思う」と述べるにとどめた。