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ブレグジット後の移行期間、23日にも英国に提示=EU大統領

2018年03月22日(木)10時02分

 3月21日、欧州連合(EU)のトゥスク大統領は、英国のEU離脱(ブレグジット)後の移行期間について23日にも提示すると述べた。写真は記者会見に応じる同大統領。ダブリンで8日撮影(2018年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)

[ブリュッセル 21日 ロイター] - 欧州連合(EU)のトゥスク大統領は、英国のEU離脱(ブレグジット)後の移行期間について23日にも提示すると述べた。ただ移行期間の合意には、アイルランド国境問題や英領ジブラルタルの帰属問題に関する英政府の確約が必要との見方を示した。

英国側の要求通り、21カ月の移行期間が提示される見通し。トゥスク大統領は記者会見で「基本的には移行期間の合意を歓迎する」とし、「ブレグジットの影響に備えるため、移行期間を設けることは、特に市民や企業にとって重要」と指摘した。

ただ、アイルランドの国境およびジブラルタルの今後の状況について来年中に双方が合意に達しない限り、移行期間に関する取り決めも効力を生じないとした。

また英国を除くEU27加盟国は移行期間の提示に加え、来月始まる英国との離脱交渉に向け、英国との今後の関係性に関する共通スタンスにも合意する。

ロイター
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