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韓国国会、朴大統領の弾劾訴追案を可決 与党から多くの賛成票
12月9日、韓国国会は本会議で、朴槿恵大統領の親友による国政介入疑惑をめぐり野党が発議した朴氏の弾劾訴追案を賛成多数で可決した。これにより朴氏は職務停止となる。写真はソウルで11月に代表撮影(2016年 ロイター)
[ソウル 9日 ロイター] - 韓国国会は9日の本会議で、朴槿恵大統領の親友による国政介入疑惑をめぐり野党が発議した朴氏の弾劾訴追案を賛成多数で可決した。これにより朴氏は職務停止となる。
無記名の投票では賛成234票、反対56票で可決した。与党のセヌリ党からは60人以上が賛成したことになる。
今後は憲法裁判所が同措置の是非を判断する。判断がでるまで最大で180日間かかる可能性がある
憲法裁の判断が出るまで、首相が大統領の職務を代行する。
憲法裁の判事は9人で保守的とみられているが、元判事らは今回は弾劾を認める可能性が高いとみている。
朴槿恵大統領は、期に政局の混乱が収まることを期待すると述べた。また、憲法裁判所による弾劾可否の審理に備えると表明した。
大統領は閣僚との会合で謝罪し、安全保障問題や経済政策の空白を避けるため、首相と協力するよう要請した。
東亜大学(釜山)のカン・ドンワン教授は、大統領退陣を求めた大規模デモが弾劾可決につながったと指摘。「セヌリ党からの賛成が予想を上回ったのは、おそらく可決しなければ党が崩壊する可能性があることに気付いたからだろう」と述べた。
*内容を追加しました。