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8月製造業PMI、インドネシア・ベトナム上昇、マレーシア低下
9月1日、日本経済新聞社とIHSマークイットが発表した8月のインドネシア製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.4と、前月の48.4から上昇し、景況改善・悪化の分かれ目の50を上回った。写真はインドネシアの首都ジャカルタで昨年5月撮影(2016年 ロイター/Beawiharta)
[ 1日 ロイター] - 日本経済新聞社とIHSマークイットが発表した8月のインドネシア製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.4と、前月の48.4から上昇し、景況改善・悪化の分かれ目の50を上回った。
ベトナムの製造業PMIは52.2で、前月の51.9から上昇。9カ月連続で50を上回った。
マレーシアの製造業PMIは47.4で、前月の48.1から低下。15カ月連続で50を下回った。雇用指数は3年ぶりの低水準だった。
インドネシアでは、新規受注、輸出、生産がすべて拡大。新規輸出受注は23カ月ぶりにプラスとなった。
IHSマークイットのエコノミストは、インドネシアについて「7月の指数低下で、景気が再び低迷期に入るのではないかとの懸念が浮上していただけに、8月の指数上昇は明るい兆しだ」と指摘。
「人員が再び減っていることからもわかる通り、企業は間違いなく目先の受注・生産見通しに慎重になっている」と述べた。
マレーシアについては「営業環境が一段と悪化している。生産、新規受注、雇用の減少ペースが加速している」と指摘。「一方で、コストインフレ圧力も強まっており、投入価格指数は、過去2番目の上昇率を記録した」としている。
ベトナムでは、雇用が5カ月連続で拡大。拡大ペースは2013年12月以降で最高となった。投資財・消費財セクターで人員が増えている。