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三菱UFJ、フィリピンの商銀に1000億円出資 減損リスクも

2016年01月14日(木)17時47分

 1月14日、三菱東京UFJ銀行は、フィリピンの準大手商業銀行のセキュリティバンクに1000億円を出資し、株式約20%を取得すると発表した。写真は都内で昨年5月撮影(2016年 ロイター/Yuya Shino)

[マニラ/東京 14日 ロイター] - 三菱東京UFJ銀行は14日、フィリピンの準大手商業銀行のセキュリティバンクに1000億円を出資し、株式約20%を取得すると発表した。アジアでの銀行業務を拡大する。

セキュリティバンクの第三者割当増資を引き受ける。2016年上半期までに手続きを終える。三菱UFJは、現地の筆頭株主に次ぐ2位の株主となる。

セキュリティバンクは、資産規模で民間銀行7位の準大手。法人取引から個人取引まで幅広い業務を展開している。

三菱UFJは、マニラ支店で主に日系企業向けのサービスを提供しており、貸出残高は約1500億円程度。セキュリティバンクは今後、三菱UFJと提携し、日系企業の従業員に対するリテール業務や貿易金融などを手掛ける。

<減損リスクも>

三菱UFJは、普通株式を1株245ペソ、優先株を同0.1ペソで取得する。減損ポイントは122.5ペソ。セキュリティバンクの13日の株価は135ペソだが、昨年8月には120ペソをつけている。今後の金融市場の動向次第では減損損失計上のリスクもある。

*写真とカテゴリーを追加して再送します。

(布施太郎)

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