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今年のタイ観光客は過去最大3030万人に、中国人25%超

10月20日、タイ観光評議会は今年同国を訪れる観光客は過去最大の3030万人で、その4分の1超が中国からとの予想を示した。バンコクで3月撮影(2014年 ロイター/CHAIWAT SUBPRASOM)
[バンコク 20日 ロイター] - タイ観光評議会(TCT)は、今年同国を訪れる観光客は過去最大の3030万人で、その4分の1超が中国からとの予想を示した。実現すれば、前年比22.3%増となる。
観光は、タイの国内総生産(GDP)の約10%を占める。2014年の政情不安や今年8月のバンコク爆弾事件で一時、観光産業は打撃を受けたが、立ち直りつつあることが鮮明になった。
これまでの記録は2013年の2650万人。14年には、デモなど政治混乱で観光客の足が遠のき、2480万人に減少した。
TCTのイティリット会長は声明で「爆弾事件は観光全体の見通しにあまり影響しなかった。目標は、今年第4・四半期に通常水準に戻すことだ」と述べた。
同会長はまた、中国からの観光客は今年、過去最大の812万人(前年比76.31%)と予想。政府見通しは700万人だが、それでも過去最大となる。14年は463万人だった。