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米黒人教会銃撃、21歳白人男を逮捕 「ヘイトクライム」で捜査

2015年06月19日(金)08時31分

 6月18日、米南部サウスカロライナ州チャールストンの黒人教会で起きた銃乱射事件で、警察当局はディラン・ルーフ容疑者(写真中央)を逮捕。写真は裁判所に向かう同容疑者(2015年 ロイター/Jason Miczek)

[チャールストン(米サウスカロライナ州) 18日 ロイター] - 米南部サウスカロライナ州チャールストンの黒人教会で起きた銃乱射事件で、警察当局は18日、ディラン・ルーフ容疑者(21)を逮捕した。この事件では、牧師で州上院議員のクレメンタ・ピンクニー氏(41)ら9人が死亡した。

当局者によると、ルーフ容疑者は事件後に逃走していたが、チャールストンから約350キロ離れた場所で逮捕された。逮捕された際、同容疑者は拳銃を所持していたが、抵抗しなかったという。

オバマ大統領は乱射事件について、「黒人教会で起きたことは、我々の歴史の暗部について疑問を投げかけた」と非難。「危害を加えたいと思った者が問題なく銃を手にしたことで、再び無実の人々が殺された」と述べた。

捜査当局は、今回の事件が人種的偏見などに基づく「憎悪犯罪(ヘイトクライム)」として、容疑者の動機などを調べている。

ルーフ容疑者のものとみられるフェイスブックのページには、アパルトヘイト(人種隔離)政策時代の南アフリカ国旗を付けたジャケット姿の写真が掲載されている。

ロイター
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