マスターカード、ステーブルコイン決済のBVNKを買収
米クレジットカード大手マスターカードは17日、法定通貨に連動する暗号資産(仮想通貨)「ステーブルコイン」の決済インフラを手がけるBVNKを18億ドルで買収すると発表した。昨年9月撮影(2026年 ロイター/Dado Ruvic)
Prakhar Srivastava Arasu Kannagi Basil
[17日 ロイター] - 米クレジットカード大手マスターカードは17日、法定通貨に連動する暗号資産(仮想通貨)「ステーブルコイン」の決済インフラを手がけるBVNKを18億ドルで買収すると発表した。ブロックチェーンに基づく送金サービスを強化する取り組みの一環だ。
ステーブルコインの利用拡大や規制の明確化により、クレジットカード会社には伝統的なカード事業の枠組みを越えて、高速で低コストのデジタル決済システムに事業を広げる商機が形成されている。マスターカードとライバルのビザは、この分野で先行しようと競い合っている。
マスターカードは、BVNKの買収により自社の顧客がステーブルコインで海外送金や企業間決済などを実行できるようになると説明。これにより速さ、コスト、利用しやすさの点で優位性を確保できると付け加えた。
マスターカードの最高プロダクト責任者ジョーン・ランバート氏は電話会見で「BVNKはテクノロジーの構築だけでなく、複数の国・地域でのライセンス獲得にここ7年の時間を費やしてきた」と指摘。同様の仕組みを社内で構築するには「非常に長い時間を要する」一方、買収によってマスターカードは「ずっと早く市場に参入」できるようになると述べた。
買収は2026年末までに完了する見通し。





