東電、3カ年で約2000億円の資産売却 アライアンスも=新再建計画
写真は東電のロゴ。都内で2016年3月撮影。 REUTERS/Toru Hanai
Ritsuko Shimizu
[東京 26日 ロイター] - 東京電力ホールディングスは26日、新たな再建計画(第5次総合特別事業計画)を発表し、原則3年以内に株式や不動産など約2000億円規模の資産売却を行う方針を示した。投資計画などを精査したことで、25―34年度の10カ年で合計3000億円の投資・費用の削減が実現できるとした。また、第3者とのアライアンスも進め、知見の活用を図る。政府は26日、同計画を認定した。
経営合理化や投資削減、資産売却などで2025―34年度累計で約3.1兆円のコスト削減を見込んでいる。28年度以降のフリーキャッシュフローは黒字を確保する計画。
生成AI(人工知能)の拡大などにより、電力需要は増大が見込まれる。東電は、電力需要増を最大限国内に取り込むために不可欠な設備投資等のために必要十分な資金を確保する必要があるものの、東電自身では確保が難しいと判断。このため、第3者とのアライアンスによって成長投資資金の確保と自律的な資金調達能力の回復の両方を目指すとした。このうち、アライアンスについては、期限を切って、パートナー候補から広く提案を募集し、交渉を進めていく。
東電は、40年度に電力の6割超を脱炭素電源とする目標を掲げた。
電力販売量減少の一方で、燃料価格低下もあり、26年3月期の経常利益は1683億円になるとした。27年3月期については、販売電力量の減少の一方で、柏崎刈羽発電所の再稼働に伴う購入電力料の減少もあり、経常利益は2766億円を見込んでいる。原子炉が一基稼働した場合、年間で約1000億円の収支影響が見込まれるという。
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