ニュース速報
ビジネス

日経平均は3日続伸、初の5万4000円 短期過熱警戒も

2026年01月14日(水)16時11分

東京証券取引所で12月撮影。 REUTERS/Issei Kato

Noriyuki ‍Hirata

[東京 14日 ロイター] - 東京株式‌市場で日経平均は3日続伸し、前営業日比792円07銭高の5万4341円23銭で取引を終えた。早期の衆院解散への思惑を背景にした買‌いが継続した。史上最高​値を更新し、初めて5万4000円の大台を捉えた。大型株を軸に物色され、TOPIXも史上最高値を更新した。一方、短期的な過熱感から利益確定売りが上値を抑える場面もあった。

日経平均は寄り付きから史上最高値を更新し、後場‌には一時938円高の5万4487円32銭に上昇した。海外短期筋とみられる断続的な先物買いや大型株の物色が観測され、指数を押し上げた。

政権の戦略分野に掲げられるAI(人工知能)・半導体関連株が総じて堅調。寄与度の高いアドバンテストと東京エレクトロンの2銘柄で日経平均を約400円押し上げた。前日の米国市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇したことも追い風になった。

AI・半導体と同じく戦略分野の防衛関連も三菱​重工業などしっかり。高市トレードを背景にした金⁠利高は銀行株を支援した。一方、円安基調が継続するなかでも自動車株‍の上昇勢いは一服し、為替介入への警戒感が聞かれた。

市場では短期的な過熱感も警戒されている。「(自民党が)選挙に勝っても政策が大きく変わるとは想定しにくい。(株価の)バリュエーションも切り上がっている。売り向かうわけではないが‍、上値追いは慎重にみている」(ちばぎんアセットマネジメン‍トの森‌田潤調査部長)との声が聞かれた。

TOPIXは1.26%高の3644.16ポ‍イントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.26%高の1876.99ポイントだった。プライム市場の売買代金は7兆1426億5000万円だった。東証33業種では、値上がりは鉱業、精密機器、機械など29業種、値下がりは情報・通信や水産・農林、サービス⁠など4業種だった。

日中関係の悪化の思惑を背景としたレアアース関連の物色は継続し、第一稀元素化学工業や東洋エン⁠ジニアリングが大幅高だった。一方、‍電通グループが大幅安。前日に決算を発表したサカタのタネは軟調だった。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.87%安の706.38ポイントと7日ぶ​り反落した。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 54341.23 792.07 53827.24 53,792.68

─54,487.3

2

TOPIX 3644.16 45.27 3612.71 3,607.83─

3,644.16

プライム指数 1876.99 23.31 1859.08 1,858.84─

1,876.99

スタンダード指数 1610.15 14.59 1596.53 1,596.52─

1,611.67

グロース指数 922.03 -7.68 927.18 920.37─93

3.04

グロース250指数 706.38 -6.2 710.5 705.00─71

5.61

東証出来高(万株) 246968 東証売買代金(億円) 71426.5

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

中国製造業PMI、2月は2カ月連続で50割れ 民間

ワールド

米ベスト・バイ、メモリー高騰への対応に奔走 関税負

ワールド

トランプ関税返還訴訟が国際貿易裁判所に殺到、200

ワールド

米中間選挙に向け予備選始まる、テキサス州接戦 イラ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られる」衝撃映像にネット騒然
  • 4
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 5
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 6
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 7
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 8
    人気の女性インフルエンサー、「直視できない」すご…
  • 9
    イランへの直接攻撃は世界を変えた...秩序が崩壊する…
  • 10
    「日本食ブーム」は止まらない...抹茶、日本酒に「あ…
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 9
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 10
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中