米財政赤字、25年12月は1450億ドルに拡大 同月として過去最高
米財務省が13日に発表した2025年12月の財政収支は、赤字が前年同月比67%(580億ドル)増の1450億ドルと、同月としては過去最高を記録した。2022年2月撮影。REUTERS/Dado Ruvic/Illustration
David Lawder
[ワシントン 13日 ロイター] - 米財務省が13日に発表した2025年12月の財政収支は、赤字が前年同月比67%(580億ドル)増の1450億ドルと、同月としては過去最高を記録した。給付金の支払額と受取額のカレンダー上のずれにより歳出が大幅に拡大した。
給付金の支払額のカレンダー上のずれを調整すれば、12月の赤字額は24年同月比11%(140億ドル)減の1120億ドルとなるはずだった。今年は年初めが週末だったため、26年1月の給付金支払い(約320億ドル)が12月に前倒しされた。
純関税収入は279億ドルと、ここ数カ月の300億ドル台前半の水準からは減少し、トランプ大統領の関税措置による歳入の伸びが頭打ちになった可能性を示唆した。それでも、24年同月の68億ドルを大きく上回った。
トランプ政権は11月に中国と韓国からの輸入品に対する関税を10%ポイント引き下げるなど、関税引き下げを盛り込んだ複数の貿易協定を締結した。連邦最高裁はトランプ政権の追加関税発動の合法性を巡る訴訟で、近く判断を下す可能性がある。これらの関税に不利な判断が下されれば、関税収入はさらに減少することになる。
12月の軍事費は980億ドルで、前年同月比25%(200億ドル)増となった。10月の政府閉鎖により遅れていた支払いの再開が一因。
26会計年度(25年10月━26年9月)の12月までの累計では、財政赤字は24年同期比15%(1090億ドル)減の6020億ドル。同じく累計の純関税収入は900億ドル。24年同期は208億ドルだった。
累計歳入は1兆2250億ドルで、前年同期比13%(1420億ドル)増加し、この期間としては過去最高となった。昨年のカリフォルニア州の山火事により遅れた税金の徴収がなどが要因。
累計の歳出も過去最高を記録。前年同期比2%(330億ドル)増加して1兆8270億ドルに達した。
累計の歳出は社会保障や医療制度向け支出の拡大や、米国債の利払い費増に押し上げられた。米国債の利払い費は前年同期比15%(460億ドル)増の3550億ドルとなった。
財務省当局者は、利払いの増加は主に債務負担の増加によるもので、12月に支払った加重平均金利は3.32%と、前年の3.28%をわずかに上回る水準だったと述べた。
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