午後3時のドルは155円後半で薄商い、日銀総裁講演も手掛かりにならず
12月25日 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からほぼ横ばいの155円後半で推移している。写真は1ドル紙幣で、2021年11月撮影(2025年 ロイター/Murad Sezer)
[東京 25日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からほぼ横ばいの155円後半で推移している。クリスマス休暇で多くの主要市場が休場のため取引は薄く、材料難の中で注目されていた日銀の植田和男総裁の講演も手掛かりにはならなかった。
朝方は156円手前で推移していたドルは、正午にかけて緩やかに水準を切り下げたが、午後に入ると値動きが停滞。午後1時過ぎに始まった植田総裁の講演の前後、ドルは155.70円台で膠着したままとなった。
前週行われた日銀の金融政策決定会合は、植田総裁の会見後に円安が進行。一時157円後半まで上昇が加速した経緯もあり、発言内容に修正があるかが注目されていたが、発言は会見時と同じ内容だったとの見方が聞かれた。
きょうは経団連の審議員会での講演とあって「賃上げ動向を強調し過ぎて円安が再燃する懸念があったが、無事通過した」(SBIFXトレードの上田真理人取締役)との声がある。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 155.81/155.83 1.1775/1.1781 183.39/183.50
午前9時現在 155.92/155.97 1.1780/1.1784 183.58/183.63
NY午後5時 155.93/155.94 1.1778/1.1779 183.58/183.63





