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米高級百貨店サックスが破産法申請検討 月末に巨額債務の返済迫る=報道

2025年12月23日(火)11時55分

 ブルームバーグは22日、米高級百貨店サックス・フィフス・アベニューの親会社が巨額の債務返済を前にした最終手段として、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)を裁判所に申請することを検討していると報じた。写真はニューヨークで同店舗の前を歩く買い物客、2023年12月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)

[‍22日 ロイター‌] - ブルームバーグは22日、米高級百貨店サックス・フィフス‌・アベニュ​ーの親会社が巨額の債務返済を前にした最終手段として、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相‌当)を裁判所に申請することを検討していると報じた。

親会社サックス・グローバルは今月末に1億ドル超に上る債務返済を控えており、緊急資金の調達もしくは資産売却も含めてキャッシュ​を増やそうとしている⁠が、限られた選択肢しかないとい‍う。

サックスのスポークスマンは報道を受けて、「強力で安定した将来を確保するための全ての方策を検討し‍ている」とコメントした。

‍ブル‌ームバーグによると、‍一部のサックス債権者らが最近、資金ニーズを査定するための非公式の協議を開いた。破産手続き中の企業に対す⁠る融資である、事業再生融資(DIPファイナンス)に焦⁠点が当てられて‍いるという。

インフレ圧力の高まりと労働市場の軟化で、米国では​高級品を含む非必需品への支出が圧迫されており、サックスは米国内の需要喚起にも苦戦している。

ロイター
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