外貨準備のドル比率、第3四半期は56.92%に小幅低下=IMF
写真は国際通貨基金(IMF)のロゴ。米ワシントンの本部ビル外で2018年9月撮影。REUTERS/Yuri Gripas
[ロンドン 22日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)が19日公表したデータによると、IMFに報告された2025年第3・四半期の外貨準備に米ドルが占める比率は56.92%と、第2・四半期の57.08%から小幅低下した。一方、ユーロ建て準備金が占める割合は20.33%と第2・四半期の20.24%から小幅上昇した。
第2・四半期の外国為替市場、とりわけ米ドル相場はトランプ大統領の関税発表を背景に大きく変動していたものの、第3・四半期は概ね安定していたことを示唆した。
ゴールドマン・サックスのアナリストは「ドルとユーロの両準備金について、当社の為替評価調整は、準備金管理者が為替市場の変動に積極的に対応したことを示唆している」と指摘。「第2・四半期の大きな変動後、第3・四半期は報告された準備金に安定化が見られ、ドルとユーロの準備金のシェアの変化はごくわずかにとどまった」と述べた。
外貨準備に占める円の比率は第3・四半期は5.82%と、第2・四半期の5.65%から上昇した。





