インド、保険業で100%外資出資可能に 議会が法案可決
インド議会は17日、保険業界における外国資本の出資比率の上限を現行の74%から100%に引き上げる法案を可決した。写真はムンバイで5月撮影(2025年 ロイター/Francis Mascarenhas)
Nikunj Ohri
[ニューデリー 17日 ロイター] - インド議会は17日、保険業界における外国資本の出資比率の上限を現行の74%から100%に引き上げる法案を可決した。
保険業界は外資出資比率の上限引き上げで投資が拡大し、保険サービスの普及が進みそうだ。
シタラマン財務相兼企業相は法案の下院提出に当たり、「制度の改正によって雇用創出、技能開発、さらには正規雇用などの改善が期待される」と述べた。
インドで事業展開する保険会社は約74社で、英プルーデンシャルやカナダのサンライフ・ファイナンシャル 、米AIGなど外資との合弁もある。シタラマン氏によると、これら74社のうち4社は外資の出資比率が74%に達している。
法案は、草案段階で保険会社が単一の法人の下で生命保険、損害保険、医療保険を提供できるようにする「複合」ライセンスの仕組みが盛り込まれていたが、最終案では除外された。





