自動運転ウェイモ、資金調達協議と報道 評価額1000億ドル超
2025年11月26日、ニューヨーク市マンハッタンで撮影。 REUTERS/Brendan McDermid
[16日 ロイター] - 米アルファベット傘下の自動運転車部門ウェイモは、少なくとも1000億ドルの評価額での資金調達に向け投資家と協議を進めている。米メディアのジ・インフォメーションが16日、計画に詳しい関係者の話として伝えた。
資金調達規模は100億ドルを上回る可能性があり、来年早々に実施される見通しという。
ブルームバーグ・ニュースも、ウェイモがアルファベット主導の資金調達ラウンドで1000億ドル近い評価額で150億ドル超の資金調達を目指していると報じた。
ウェイモは安全を監視するセーフティドライバーや車内係員を置かない有料の自動運転タクシー事業を運営する米国で唯一の企業。保有車両は2500台強に上る。
今回の資金調達の動きは、完全自動運転車の商業化に向けた競争が加速していることを浮き彫りにする。主要企業は市場シェア獲得に向け、安全、技術の改良、規制当局との協力に多額の投資を行い、力を注いでいる。
米同業テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は14日、助手席に安全監視員を置かない自動運転タクシーの試験を行っていると明らかにした。





