ニュース速報
ビジネス

来年はボラティリティー高く利益上げるチャンス、資産運用幹部らが予想

2025年12月10日(水)13時57分

写真は12月1日、米ニューヨーク証券取引所(NYSE)で撮影。REUTERS/Brendan McDermid

[アブダビ 9日 ロイター] - 来年は地政学的な緊張と金利差拡大により金融市場の変動が激しくなり、利益を得るチャンスになる――。アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで開催された金融イベントで9日、同国と欧州の投資会社幹部ら3人がこうした見方を示した。

今年はトランプ米大統領の関税措置が二転三転して世界の市場を振り回したほか、米連邦準備理事会(FRB)や日銀など主要中央銀行の政策の方向性が注目された。

アブダビの政府系ファンド「アブダビ投資評議会」の運用責任者、シブ・スリニバサン氏は、来年は地政学イベントや各国の選挙が市場のボラティリティーを上昇させると予想し、「痛みはチャンスだ」と指摘。「従って、われわれはマクロ戦略、そしてロング・ボラティリティー(ボラティリティーの上昇を見込む)戦略を有望視している」と述べた。

同氏は、株価が20%超も下落した2022年に、マクロ戦略とトレンド追随型のCTA(商品投資顧問業者)が好調だったと指摘した。

英資産運用会社マン・グループのロビン・グルー最高経営責任者(CEO)は「ヘッジファンドとオルタナティブ投資家は、ボラティリティーはチャンスだという話をしがちだが、私もそう思う」と語った。

ヘッジファンド運用会社、ブレバン・ハワードのアーロン・ランディーCEOは、各国ごとの資産価格の乖離(かいり)が拡大すると予想。「米政権が姿勢を転換して『中国は最高の友達になった』と宣言するシナリオなど想像できない」と述べた。

同氏は、世界的な金利格差と暗号資産(仮想通貨)投資にも大きなチャンスがあるとし、「仮想通貨はもちろん変動が激しい。だが仮想通貨に関して最もリスクが大きいのは、まったく投資しないことだ」と話した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ベトナム共産党大会、ラム書記長が演説 経済成長10

ワールド

イエメンでの国連人道支援、米などの資金縮小で26年

ビジネス

ドイツのEV補助制度、航続距離延長装置付き車両も対

ワールド

小売業者は価格の安定維持が重要=イケア運営会社CE
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「耳の中に何かいる...」海で男性の耳に「まさかの生物」が侵入、恐怖映像と「意外な対処法」がSNSで話題に
  • 2
    「死ぬところだった...」旅行先で現地の子供に「超危険生物」を手渡された男性、「恐怖の動画」にSNS震撼
  • 3
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で国境問題が再燃
  • 4
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 5
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 6
    中国、欧米の一流メディアになりすまして大規模な影…
  • 7
    【総選挙予測:自民は圧勝せず】立憲・公明連合は投…
  • 8
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 9
    AIがついに人類に「牙をむいた」...中国系組織の「サ…
  • 10
    中国ネトウヨが「盗賊」と呼んだ大英博物館に感謝し…
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 3
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試掘の重要性 日本発の希少資源採取技術は他にも
  • 4
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 5
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 6
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 7
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 9
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 10
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中