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カナダ11月失業率、予想外の大幅低下 1年4カ月ぶり低水準

2025年12月08日(月)07時46分

Promit Mukherjee

[オタワ 5日 ロイター] - カナダ統計局が5日発表した11月失業率は6.5%で、前月比0.4ポイント低下して2024年7月以来1年4カ月ぶりの低水準を記録した。ロイターがまとめたアナリスト予想は7%と前月比上昇が見込まれていた。

パートタイム労働者の着実な増加に伴って新規雇用数が3カ月連続で増えたことが背景にある。政府による移民規制で労働市場参加者が減り、分母となる労働力人口が縮小したことも失業率押し下げにつながった。

11月の新規雇用数は5万3600人、9月以降の合計は18万1000人に達している。

BMOキャピタル・マーケッツのチーフエコノミスト、ダグ・ポーター氏は、失業率が10月に2ポイント下がった後、11月さらに4ポイントも低下したのは極めて注目されると述べ、2カ月間でこれほど失業率が下がったのはコロナ禍の期間を除けば1999年のITバブル期以来だと指摘した。

カナダの失業率は、トランプ米政権の関税措置が雇用に打撃を与えたため、3月から9月までじりじりと上昇し、特に15-24歳の若者への影響が深刻だった。

しかし10月と11月は若者の雇用が前月比でプラスになり、11月の若者の失業率は前月比1.3ポイント低下の12.8%となった。

ロイター
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