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南ア、第3四半期GDPは前期比0.5%増 市場予想と一致

2025年12月03日(水)08時54分

南ア・ダーバンで7月撮影。 REUTERS/Rogan Ward

Kopano Gumbi

[プレトリア 2日 ロイター] - 南アフリカ統計局が発表した2025年第3・四半期の国内総生産(GDP)は季節調整後で前期比0.5%増となり、ロイターがまとめたアナリスト予想(中央値)と一致した。伸び率は第2・四半期(改定値)の0.9%から縮小した。

ただ、アナリストらは第3・四半期に総固定資本形成(機械などの固定資産への支出)が1.6%増と、1年ぶりに増加したことを明るい材料と受け止めた。その上で、この傾向が続けば将来の成長率を押し上げる可能性があると指摘した。

南アは経済規模がアフリカで最大。調査対象10部門のうち9部門の生産が増加した。製造は減速し、電力とガス、水道は縮小し、鉱業と農業は好調だった。

第3・四半期GDPは前年同期比では2.1%増え、増加率は市場予想の1.8%を上回った。

南アは過去10年間、前年比のGDP成長率が平均で1%未満にとどまっていた。今年は財政規律の方針とインフレ率の目標引き下げ決定を受けて南アの株式と債券が物色されており、景気は明るさを見せ始めている。

財務省は25年のGDP成長率が1.2%、26年に1.5%とわずかに拡大すると予測している。

ロイター
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