野村HD、豪マッコーリーの米欧資産運用部門買収を完了 1兆ドル目標へ前進
写真は野村ホールディングスのロゴ。2015年12月、都内で撮影。REUTERS/Toru Hanai
Miho Uranaka
[東京 1日 ロイター] - 野村ホールディングスは1日、オーストラリアのマッコーリー・グループから米国および欧州のパブリック・アセットマネジメント事業の全株式を取得し、買収を完了したと発表した。取得額は約18億ドル(約2814億円)。米欧での運用力と販売基盤を取り込む。
買収後の野村HDの運用資産残高(AUM)は約8460億ドル(約132兆円)となり、グループが中長期的な目標として掲げる1兆ドル(約150兆円)に一段と近づいた。
米国における自社の運用中核会社と統合し、新たに「ノムラ・アセットマネジメント・インターナショナル」を設立。ニューヨークとフィラデルフィアを主要拠点とする。
買収した事業は主に株式や債券を運用し、10月末の運用資産残高(AUM)は約1660億ドル。同日公表した投資家向け説明会の資料によると、2026年3月期の見込みでは、買収関連の一時費用を除くEBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)は約2億ドルを見込む。
今後は米国で富裕層ビジネスを強化するほか、アクティブETFの拡充やプライベート・クレジット分野の運用能力を高め、幅広い顧客ニーズを取り込む。野村アセットマネジメント(日本・アジア・欧州)とのクロスセルや野村のホールセール部門との連携を通じて、買収シナジーの最大化を図る方針だ。インオーガニックなボルトオンタイプの可能性も視野に入れている。
野村HDは、マッコーリーと商品販売や投資戦略の共同開発に関する戦略的パートナーシップも締結。共同ワーキンググループを設け、新たなソリューション開発などを目指している。
奥田健太郎グループCEOは「本取引の完了は2030年に向けた経営ビジョンへの重要な一歩」とコメントした。野村HDは市場環境の変動に左右されにくく、資本効率の改善にもつながる資産運用ビジネスを、成長戦略の柱の一つに位置づけている。
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