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独総合PMI、11月速報値は52.1 2カ月ぶり低水準

2025年11月21日(金)18時27分

写真はドイツ・フランクフルトの金融街。2021年10月、ドイツのフランクフルトで撮影。REUTERS/Kai Pfaffenbach

Miranda Murray

[ベルリン 21日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた11月のドイツのHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は52.1と、前月の53.9から低下し2カ月ぶりの低水準となった。製造業PMIが予想外に低下し、サービス業PMIも予想を下回った。

総合PMIは拡大と縮小の分かれ目となる50を6カ月連続で上回った。

製造業PMIは48.4と、10月の49.6から低下した。アナリストは49.8への小幅な上昇を見込んでいた。

新規受注が急減し、輸出受注は1月以来の大幅な落ち込みを記録した。需要の低迷は未処理の受注残の減少につながり、製造業全体での雇用減少ペースが緩やかに加速した。

サービス業PMIは52.7と54.6から低下し、2カ月ぶりの低水準となった。市場予想の54.0も下回った。

ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は、製造業PMIが同セクターの経済活動の減速を示唆する一方で、サービス部門の拡大ペースが加速するとの期待はしぼんだと指摘した。

「第4・四半期の独経済はせいぜいごく小幅な成長にとどまるだろう」と述べた。

ロイター
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