世界の高級品売り上げ、来年は回復へ 長期には値上げで顧客遠のく=ベイン
写真はサザビーズ・ラグジュアリー・ウィーク・セールの入り口を歩く女性。6月6日、米ニューヨークで撮影。 REUTERS/Brendan McDermid
[パリ/ミラノ 20日 ロイター] - コンサルティング企業ベイン・アンド・カンパニーは20日、今年低迷した世界の高級品業界の売り上げが来年は3―5%増えるとの見通しを示した。ただ、数年にわたる積極的な値上げが顧客を遠ざけ、長期的な成長を脅かしているとも指摘した。
ベインによると、来年は米国市場の勢いが持続し、欧州と日本の需要は底堅く、中国も次第に改善傾向を示す見通し。とはいえ値上げが続いたため、背伸びして高級品を買う層にとって高級品は手が届かなくなると同時に、超富裕層顧客さえも「裏切られた」と感じているとベインは指摘した。
ベインのパートナー、フェデリカ・レバート氏は「トップ顧客だけをターゲットにすることはできない。そうした顧客も不満を抱き、裏切られたと感じ始めているからだ」と述べ、創造性が欠如しているにもかかわらず値上げを行っていると指摘した。
イタリア高級品業界団体アルタガンマとの共同調査によると、高級品の顧客基盤は2022年の4億人から25年には約3億4000万人に縮小し、今後さらに2000万―3000万人減る見通しだ。
高額を支出する層にも疲れが見られる。こうした層は3580億ユーロ規模の個人向け高級品市場において約46―47%を占めるが、調査によると今年の支出は頭打ちだ。
値上げ戦略によって若年購買層も排除された。若年層は予算が少ないものの文化的に大きな影響力を持っており、年長世代の消費決定も左右する。レバートは「この業界はZ世代を本当に見捨てた」と指摘した。
レバートによると、売り上げ減速によって在庫が積み上がり、売上高に対する在庫比率は2019年比で3―4ポイント上昇した。
トランプ米大統領の通商政策や中国経済の先行き不透明感から、世界の高級品産業の将来予測は困難さを増している。
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