中国ＣＯＭＡＣ、ドバイ航空ショーでＣ９１９を展示飛行

中国商用飛機（COMAC）のジェット機「C919」。11月17日、ドバイ航空ショーで撮影。REUTERS/Amr Alfiky

Ahmed Elimam　Federico Maccioni　Tim Hepher

[ドバイ １７日 ロイター] - 中国国有の航空機メーカー、中国商用飛機（ＣＯＭＡＣ）は１７日、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）で開幕されたドバイ航空ショーで、ジェット機「Ｃ９１９」の展示飛行を実施した。米ボーイングと欧州エアバスが納入遅れと格闘する中、中国の航空機市場でのプレゼンスを高めるのが狙いだ。

展示飛行は短時間ながらも象徴的なもので、数十人の人々が展示機前に行列を作った。

Ｃ９１９は最初の公開から１７年目を迎え、ＣＯＭＡＣはエアバスやボーイング、ブラジルのエンブラエルに対抗する野望を持っている。ＣＯＭＡＣのＣ９１９とＣ９０９は欧米の規制当局から主要な認証を得ておらず、代替となる市場を模索中だ。

ＣＯＭＡＣは会場で、エアバスおよびボーイングの各種モデルと競合する航空機の開発計画を紹介。この中には、従来型よりも機体が長く、２１０席の「ストレッチ型」Ｃ９１９などが含まれていた。