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中東諸国に迫る「過去最悪レベル」の水不足...サウジ国王も全土での「雨乞い」を要請

The Middle East Is Praying for Rain

2025年11月18日(火)13時38分
アミラ・エルフェッキ
イエメンで雨乞いをする人々

記録的な少雨で水不足が深刻化(イエメン) KHALED ABDULLAHーREUTERS

<記録的な少雨による「水不足の冬」が迫るなか、イスラム圏では各国で雨乞いの儀式が行われている──>

世界有数の乾燥地域である中東の広い範囲で水不足が深刻化するなか、アラビア語で「イスティスカー」と呼ばれるイスラム教の伝統的な雨乞いの儀式がイランをはじめとする各地で相次いで実施されている。

【衛星画像で見る】たった5年で一気に干上がったイラン最大級の湖ウルミエ湖

こうした祈りは多くのイスラム諸国でほぼ毎年行われているが、今年の冬は2年連続で記録的な少雨となる見込みで、過去最悪レベルの水不足の危機が迫っている。


実際、イランでは首都テヘラン周辺の主要な貯水池への流入量が激減。長年の干ばつや地下水の枯渇、政策ミスも重なり、水問題が都市生活から農業、さらには経済全体までも脅かす事態となっている。

周辺国も事情は似たり寄ったりで、サウジアラビアでは国王が全土でイスティスカーを実施するよう要請した。クウェートやアラブ首長国連邦(UAE)でも多くのモスクで同様の祈禱が行われているが、専門機関の予測では、降雨量が平年を大きく下回る状態は当分続きそうだ。

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