全ての会合が「ライブ」に、12月利下げ確実視せず=アトランタ連銀総裁
米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は31日、次回12月の連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げは確定ではないとし、全ての会合が「ライブ」になるとの見方を示した。写真は2024年8月、ワイオミング州ジャクソンホールで撮影(2025年 ロイター/Ann Saphir)
[ニューヨーク 31日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は31日、次回12月の連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げは確定ではないとし、全ての会合が「ライブ」になるとの見方を示した。
ボスティック総裁はダラス連銀の会合で金融政策の見通しを巡り、連邦準備理事会(FRB)は事前に決められた道筋を進んでいるわけではなく、決定はデータ次第になるとの考えを改めて示唆。「全ての会合が『ライブ』になる」と強調した。
また、依然高止まりするインフレ率については、FRBが目標とする「2%まで引き下げる必要がある」と指摘。その上で、「金利を中立水準まで引き下げるためには、より多くの進展を確認する必要がある」と述べた。
さらに、市場で12月会合での追加利下げ観測が強まる中、パウエルFRB議長がFOMC後の記者会見で「利下げ決定は既定路線ではない」と発言したことを嬉しく思うと述べた。





