熾烈な自動車市場、「アニマルスピリット」必要＝メルセデスＣＥＯ

ドイツ高級車メーカー、メルセデス・ベンツのオラ・ケレニウス最高経営責任者（ＣＥＯ）は２９日、中国での価格競争が利幅を圧迫し、米国の消費者が支出を減らしている熾烈（しれつ）な世界の自動車市場で生き残るため、各自動車メーカーは「動物」のように適応しなければならないと述べた。メルセデス・ベンツのロゴ、ブリュッセルのディーラーで２０２３年撮影（２０２５年　ロイター/Yves Herman/File Photo）

[ベルリン／フランクフルト ２９日 ロイター] - ドイツ高級車メーカー、メルセデス・ベンツのオラ・ケレニウス最高経営責任者（ＣＥＯ）は２９日、中国での価格競争が利幅を圧迫し、米国の消費者が支出を減らしている熾烈（しれつ）な世界の自動車市場で生き残るため、各自動車メーカーは「動物」のように適応しなければならないと述べた。

第３・四半期決算発表後、投資家に向け「適応できる動物こそ、進化の中で生き残り、繁栄する」と指摘。「中国での過当競争はすぐにはなくならない」と付け加えた。

同四半期における同社の中国販売台数は前年同期比で２７％減少し、米国は１７％減少。半面、欧州販売は小幅に増加した。