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ディスコ、10-12月期純利益244億円の見通し 前年同期比23%減

2025年10月29日(水)17時21分

Miho Uranaka

[東京 29日 ロイター] - ディスコは29日、2025年10-12月期の連結純利益が前年同期比23%減の244億円になるとの見通しを発表した。円高などが影響する。市場動向を示す出荷額は1016億円を見込む。為替が第2・四半期と同水準の場合は、1032億円になるとしている。

同社IR室によると、第3・四半期(10-12月)業績予想では、生成AI(人工知能)関連の需要は一時的に減少する見通しだが、トレンド変化によるものではなく出荷タイミングの影響と説明。生成AI需要は今後も継続するとみる。下期は演算に使うロジック半導体向けの出荷が強まる見込みで、広帯域メモリー(HBM)向けは先行投資が続いてきた反動で短期的な調整が入る可能性があるとした。

25年4-9月期の純利益は同4.6%増の559億円と、会社予想の473億円を上回った。生成AI向けを中心に高水準の需要が続き、精密加工装置の出荷は付加価値の高い製品が堅調。消耗品である精密加工ツールの出荷も顧客の設備稼働の高まりに連動して伸び、出荷額は半期ベースで過去最高を更新した。

中間配当は、一株当たり129円とし、予想の110円から引き上げた。

同社は、半導体・電子部品業界では需要予測が困難として通期の業績予想は出さず、1四半期ごとの予想を発表している。

IBESがまとめたアナリスト20人のコンセンサス予想では、26年3月期通期の連結純利益の平均値は1258億円。

ロイター
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