ニュース速報
ビジネス

英経済、ブレグジットと緊縮財政で予想以上の打撃=財務相

2025年10月22日(水)09時02分

 10月22日、リーブス英財務相(写真)は、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)と前政権による歳出削減が、当初の予想以上に経済に重くのしかかっていると述べた。写真は8月、北アイルランドのベルファストで代表撮影(2025年 ロイター)

[ロンドン 21日 ロイター] - リーブス英財務相は、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)と前政権による歳出削減が、当初の予想以上に経済に重くのしかかっていると述べた。

バーミンガムで開かれた会議で見解を示した。英紙ガーディアンが報じた。

同国では独立財政監視機関「予算責任局(OBR)」が、経済成長見通しを下方修正すると予想されているが、リーブス氏はこれに立ち向かっていくと発言。

「OBRも率直に認めると思うが、緊縮財政、資本支出の削減、ブレグジットが、当時の予測以上に英経済に大きな影響を与えた」とし「だからこそ、私たちは臆することなくEUとの関係を再構築している。2016年以降、また数年前の正式離脱以降、企業に不必要な負担を課してきたと思えるコストの一部を減らすことが狙いだ」と述べた。

リーブス氏は21日、英紙フィナンシャル・タイムズに「家計の生活費を下げたいので、予算では物価について的を絞った対策を講じる予定だ」と発言。

「過去1年あまりで5回の利下げが行われており、さらに金利が低下することを望む」と語った。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

原油先物は続伸、供給リスクや米戦略備蓄の購入検討が

ワールド

米国のベネズエラ沖攻撃は「法的に認められない処刑行

ビジネス

フィンランド失業率、9月は9.9%で横ばい EU最

ワールド

米農務省、30億ドル超の農家支援策を計画 政府閉鎖
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    TWICEがデビュー10周年 新作で再認識する揺るぎない…
  • 5
    米軍、B-1B爆撃機4機を日本に展開──中国・ロシア・北…
  • 6
    【クイズ】12名が死亡...世界で「最も死者数が多い」…
  • 7
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 8
    汚物をまき散らすトランプに『トップガン』のミュー…
  • 9
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 10
    増える熟年離婚、「浮気や金銭トラブルが原因」では…
  • 1
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 5
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ…
  • 6
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 7
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 8
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 9
    「心の知能指数(EQ)」とは何か...「EQが高い人」に…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレクトとは何か? 多い地域はどこか?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 6
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 7
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中