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UBS、世界株式「魅力的」に引き上げ AI関連投資や金融緩和受け

2025年10月18日(土)03時02分

UBSグローバル・ウェルス・マネジメントは、世界株式に関する見方を「アトラクティブ(魅力的)」に引き上げた。9月、ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)

[17日 ロイター] - UBSグローバル・ウェルス・マネジメントは、世界株式に関する見方を「アトラクティブ(魅力的)」に引き上げた。人工知能(AI)関連の投資による生産性向上が見込まれることや、米連邦準備理事会(FRB)の金融緩和路線など環境面の好転を要因に挙げた。

16日付のリポートで「構造的なトレンドは依然として堅調だ。主要なAI関連企業同士の戦略的な提携の動きにより、持続的な設備投資サイクルや収益見通しの向上に対する自信を強めている」と述べた。

米利下げによって景気後退が回避されるとの楽観的な見方を背景に、世界の株式市場では過去最高値を更新するケースが目立っている。

米国株が主力を占めるMSCIワールド指数は、トランプ米大統領が「解放の日」と称して「相互関税」を発表した4月に景気後退懸念から下落したが、その後約15.5%程度上昇している。

UBSは、米国株についても「中立」から「魅力的」に引き上げ、上昇の余地があるとした。

米株式市場は、AIを巡る期待のほか最近の利下げ観測などから好調が続いているものの、投資家の間では割高感やバブルへの懸念も高まっている。

UBSは、堅調な企業収益やFRBによる金利動向などを理由に、米S&P総合500種についても年末目標を6600から6900に引き上げた。

ロイター
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