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情報BOX:パウエルFRB議長の講演要旨

2025年10月15日(水)03時49分

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は14日、全米企業エコノミスト協会(NABE)年次会合で講演した。9月撮影(2025年 ロイター/Elizabeth Frantz/File Photo)

[14日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は14日、全米企業エコノミスト協会(NABE)年次会合で講演した。

発言内容は以下の通り。

*金融政策の今後の道筋はデータとリスク評価によって決まる

*政府閉鎖前のデータは成長が予想を上回る可能性を示唆

*現時点では金融政策に『リスクフリー』の道筋はない

*手元のデータは、現在の経済が9月と同じ水準にあることを示唆している

*米国雇用市場の下振れリスクは高まっている

*雇用市場へのリスクの高まりが9月の利下げを正当化

*入手可能なデータは関税が物価上昇圧力を高めていることを示している

*最近のデータは雇用者数と解雇者数の少ない雇用情勢を示唆

*FRBには政府提供データ以外にも活用できるデータがある

*「今後数カ月以内に」バランスシート縮小停止に近づく可能性

*それに伴い、FRBにより機敏に対応できる余地生まれる

*現在のFRBの金融政策ツール、非常にうまく機能

*バランスシートは引き続き、重要な金融政策ツール

<質疑応答>

*関税の緩やかな転嫁が持続的なインフレのように見え始めるリスクがある

*リスクが一段と均衡するに伴い、政策はより中立的なものへと移行する必要

*(利下げを)急ぎ過ぎれば、インフレ対策は未完のままとなる可能性

*雇用成長のブレークイーブン率は大幅に低下

*政府機関閉鎖が長引き、10月指標の発表が遅れれば、より困難な状況に 

*人工知能(AI)が生産性に与える影響を検討するには、まだ早い

*コンセンサスを得ることは素晴らしいが、より重要なのは正しい政策決定を下すことだ

*FRBの二大責務の間にある緊張を踏まえ、政策を巡り非常に健全な議論が行われている

*移民制度の変更、多くの予想よりも強力だった

*求人件数のさらなる減少で、失業率が上昇し始める可能性

ロイター
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