ミランＦＲＢ理事「積極利下げでも景気悪化に対応余地」＝報道

米連邦準備理事会（ＦＲＢ）のミラン理事は３日、自身が要求している積極的な利下げは景気悪化に対応するＦＲＢの能力を損なうものではないと述べた。写真はＦＲＢビル。２０１３年７月撮影（２０２５年　ロイター/Jonathan Ernst）

［ニューヨーク　３日　ロイター］ - 米連邦準備理事会（ＦＲＢ）のミラン理事は３日、自身が要求している積極的な利下げは景気悪化に対応するＦＲＢの能力を損なうものではないと述べた。

ミラン氏はＦＯＸビジネスのインタビューに対し「ゼロ金利制約までまだかなりの距離がある」とし、フェデラル・ファンド（ＦＦ）金利誘導目標を現在の４.００─４．２５％から大きく引き下げたとしても、マイナスのショックが起きた際に金利をさらに引き下げる余地は十分にあると述べた。

このほか、中立金利に関する自身の見解は他のＦＲＢ当局者との他のメンバーと整合的だと確信していると言及。今月２８－２９日の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）までに必要なデータが得られると期待しているとも語った。