ニュース速報
ワールド

米軍、ベネズエラ沖の公海で「麻薬船」攻撃 4人死亡=国防長官

2025年10月04日(土)06時15分

ヘグセス米国防長官は3日、米軍がベネズエラ沖の公海で違法薬物を積載していたとする船舶を攻撃したと明らかにした。9月撮影(2025年 ロイター/Andrew Harnik)

[ワシントン 3日 ロイター] - ヘグセス米国防長官は3日、米軍がベネズエラ沖の公海で違法薬物を積載していたとする船舶を攻撃したと明らかにした。米軍が違法薬物の積載が疑われる船舶を攻撃するのはここ数週間で少なくとも4回目。今回の攻撃で4人が死亡した。

ヘグセス長官は、標的となった船舶は「米国民を毒するために米国に向け大量の麻薬を運搬していた」とし、「米国民に対する攻撃が終わるまでこうした打撃を続ける」とXに投稿。情報当局の分析に基づき、疑いの余地なく麻薬を積載し「麻薬テロリスト」が乗っていたと断定したと説明した。ただ、証拠は示さなかったほか、積載量や薬物の種類も明らかにしなかった。

ヘグセス氏が投稿した約40秒の動画には、海上を進む船舶に向けて多数の弾薬が降り注ぎ、被弾した船舶が爆発する様子が映っている。

トランプ米大統領は、米軍が攻撃した船舶には「2万5000─5万人を殺せる量の麻薬」が積まれていたと述べた。ただ、証拠は示していない。

今回の攻撃について、ベネズエラ当局からコメントは得られていない。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

自民総裁選きょう投開票、決選にもつれ込む公算 夕方

ビジネス

米国株式市場=ダウ・S&P最高値更新、ハイテク下げ

ワールド

トランプ氏、オレゴン州最大都市への支援削減検討を指

ワールド

米軍、ベネズエラ沖の公海で「麻薬船」攻撃 4人死亡
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
特集:2025年の大谷翔平 二刀流の奇跡
2025年10月 7日号(9/30発売)

投手復帰のシーズンもプレーオフに進出。二刀流の復活劇をアメリカはどう見たか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 2
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最悪」の下落リスク
  • 3
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、Appleはなぜ「未来の素材」の使用をやめたのか?
  • 4
    MITの地球化学者の研究により「地球初の動物」が判明…
  • 5
    謎のドローン編隊がドイツの重要施設を偵察か──NATO…
  • 6
    「吐き気がする...」ニコラス・ケイジ主演、キリスト…
  • 7
    「テレビには映らない」大谷翔平――番記者だけが知る…
  • 8
    【クイズ】1位はアメリカ...世界で2番目に「航空機・…
  • 9
    女性兵士、花魁、ふんどし男......中国映画「731」が…
  • 10
    「人類の起源」の定説が覆る大発見...100万年前の頭…
  • 1
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 2
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外な国だった!
  • 3
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最悪」の下落リスク
  • 4
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び…
  • 5
    ウクライナにドローンを送り込むのはロシアだけでは…
  • 6
    こんな場面は子連れ客に気をつかうべき! 母親が「怒…
  • 7
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 8
    【クイズ】世界で1番「がん」になる人の割合が高い国…
  • 9
    虫刺されに見える? 足首の「謎の灰色の傷」の中から…
  • 10
    高校アメフトの試合中に「あまりに悪質なプレー」...…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 7
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 8
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 9
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 10
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中