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米ホリデー期の小包取扱量、前年比5%増に 物流データ会社予測

2025年09月30日(火)14時10分

 9月30日 米国の宅配会社は今年のホリデーシーズンに、昨年の同時期よりも5%多い23億個の荷物を扱う見通しだ。写真は2024年11月、米ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Benoit Tessier)

Lisa Baertlein

[ロサンゼルス 29日 ロイター] - 米国の宅配会社は今年のホリデーシーズンに、昨年の同時期よりも5%多い23億個の荷物を扱う見通しだ。物流技術プロバイダーのシップマトリックスが29日に予想した。トランプ米大統領の関税政策が足かせになるが、買い物の日数が1日多いことで相殺されると見られている。

米ホリデーシーズンは感謝祭からクリスマスまで。フェデックスやUPSのような企業は、日によっては通常の2倍の荷物を配送することから、ホリデーシーズンの配送状況への関心は高い。

シップマトリックスによると、2025年上期の国内小包取扱量はアマゾン・ドット・コムのロジスティクス部門で6.1%増、フェデックスで5%増だった。アマゾン向けに配達する荷物の数を減らしているUPSは5.4%減少し、米国郵政公社は6.7%減少した。

足元の傾向が続くと仮定すれば、ホリデーシーズンの取扱量はフェデックスとアマゾンは5─8%増、UPSと郵政公社は横ばいという。

トランプ大統領の関税政策に伴う国内価格上昇や、少額輸入品に適用されていた関税免除措置の終了が、配送需要を一段と圧迫している。

ロイター
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